スーパー耐久レースin岡山

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スーパー耐久レースin岡山

10月31日 岡山国際サーキット(岡山県)
予選;晴れ/ドライ
決勝:晴れ/ドライ 入場者数:2,100人
ナチュラルチューニング☆クスコ☆NATS(マツダロードスターND5RC)
小松寛子/猪爪杏奈/岡原達也/金井亮忠

初レースの岡山で、強豪相手に5位入賞果たす!

 マツダファンエンデュランスシリーズ(マツ耐)やロードスターパーティレースIIIを戦ってきたiCraft(猪爪俊之:監督)は、2020年より新たなステージとなる、PIRELLIスーパー耐久シリーズに参戦。激戦区として知られるST-5クラスに、マツダロードスター「ナチュラルチューニング☆クスコ☆NATS」で挑むことになった。なお参戦にあたり、日本自動車大学校(NATS)の支援を受け、学生たちがマシンを製作し、メカニックを担当する。
 岡山国際サーキットでのレースは当初の日程どおりながら、コロナ禍の影響によってシリーズ全体のスケジュールが変更されたこともあり、最終戦から第3戦に改められての開催となる。なお前回同様、2グループ開催とされ、ST-4クラスとST-5クラスだけの3時間レースが、予選とともに土曜日に行われる。
 初陣となった富士24時間は夜半のうちに、そして前回のSUGOでは絶えず決勝レースは雨で路面が濡らされ、FRであるロードスターは本来の持ち味が封じ込まれた感は否めず。また両レースともセーフティカー(SC)によって、行く手を阻まれもしていた。
 幸い、このレースウィークは雨の心配はなさそうで、「晴れの国おかやま」の本領発揮なるか? チームとしても得意とする岡山で、いよいよ本領発揮の期待がかかっていた。なお、今回も小松寛子、猪爪杏奈、岡原達也、金井亮忠の4人体制での参戦となる。

公式予選

 これまでチームは東日本地区のサーキットを中心に戦ってきただけに、岡山国際サーキットでのレースはほぼ初めて。スーパー耐久に挑むようになって、他のサーキットでは事前にテストを行ってきたが、ここだけは完全にレースウィークからの走行開始となった。他のロードスター勢のほとんどは西日本地区のチームとあって、ここはホームコースも同然。データ量の差は歴然であり、しばらくはセットアップに専念することとなった。
 金曜日に行われた専有走行においても、トップから約2秒の差は縮まらず。まさに苦戦は覚悟の上で、本番に臨まざるを得なかった。それでも土曜日の早朝に行われたAドライバー予選において、小松は徐々にタイムを詰めていき、ラストアタックでレースウィーク最速となる、1分51秒185をマークして8番手につけることとなる。
 続いて行われたBドライバー予選では、やはり猪爪も周回を重ねるごとタイムを詰めていき、最後に1分51秒362を記すこととなり、10番手につけた。そして合算タイムにおいては、9番手を獲得することとなった。
 その後に行われたC/Dドライバー予選では、岡原が1分52秒766を、そして金井が1分51秒097をマーク。ここでは5番手につけていた。

小松寛子
 岡山はあまり走っていないサーキットなので、ちょっと前日まで苦しんでいるところはあったのですが、なんとか最後の周に自分なりのベストで走れたので、良かったなと思っています。決勝では、自分のパートを精いっぱい、安全に走りたいと思います。

猪爪杏奈
前日までセットアップに苦労していたので、自信満々で挑むことができませんでした。一回スピンしちゃったら全部終わっちゃうので、とりあえず何とかまとめたという感じでした。決勝では決められたパートをノーミスで頑張って、チャンスをつかみたいと思います。

決勝レース

 前回に引き続き、決勝は2グループ開催となり、土曜日の午後に3時間レースとして開催された。開幕からの2戦は雨に苦しめられたが、今回はどうやらその心配はまったく無用のようだ。
 9番手グリッドに並んだ「ナチュラルチューニング☆クスコ☆NATS」のスタートを担当するのは猪爪。すでに1台がピットスタートとなっていたが、しっかりスタートを決めて、オープニングラップのうちに7番手に躍り出る。2周目までは背後にライバルを置く状態ではあったが、プレッシャーに屈することなく、そこから先は振り切って単独走行へと持ち込むことに成功する。20周目を過ぎたあたりで、前を行く車両に追いつき、逆転の機会を探るが、相手も百戦錬磨のドライバーとあって、ガードは固い。むしろ後方から迫ってきた車両も現れたことから、ほぼ1時間を経過した32周目に猪爪から小松にスイッチ。
 タイヤ無交換作戦でピット作業を完了し、同時にピットに入った先行車両より先にコースに戻ることに成功。ピットタイミングの違いから、いったんは順位を落とした格好となるも実質ポジションは変わらないまま、小松はコンスタントに周回を重ねていった。
 そして1時間40分経過した53周目、小松から金井にバトンタッチ。そして全車2回目のドライバー交代を済ませると、金井は6番手につけていた。73周目、2番手を走行していた車両がマシントラブルでクラッシュしFCY(フルコースイエロー )に。そして順位もひとつ上げて5番手へ。しばし単独走行とはなっていたものの、ゴール間際に激しく追い上げてきた車両があり、チェッカーを受けた時の差は1秒を切るまでになったが、ピットで見守っていたスタッフ全員が、ホッと胸をなでおろす5位で3戦連続チェッカーを受けることとなった。
 「ナチュラルチューニング☆クスコ☆NATS」は参戦3戦目にして初入賞5位という結果を得て、ここまで成績は右肩上がり。11月21〜22日にツインリンクもてぎで行われる、第4戦にはさらなる飛躍が期待される。

小松寛子
私は2番目の走行だったのですが、とにかく3番目の金井先生につなげるというところで、安全運転でしっかり走りきれたと思って。総合的には70点ぐらいかな、というところです。

猪爪杏奈
72号車にとってレースウィークが初岡山で、大変苦労しました。最後に入賞という形でチームの頑張りが報われたと思います。
クルマ的にも伸び代が沢山あり、これはとてもポジティブなことだと思います。
チームのみんなと力を合わせてリベンジします。

岡原達也
今回は控えだったので、自分の走行時間を減らして他ドライバーに少しでも長く走ってもらうとかセットアップ変更の確認に使うなどして、チーム全体としてうまくバランスを取って貢献できたと思います。次のもてぎは走る方で貢献します。

金井亮忠
ブレーキが厳しく、タイヤも無交換だったのでズルズルで・・・ ちょっと厳しいなって感じだったのですがFCYで少し冷えたのもあって、その後はクルマのフィーリングも良くなり、走り方も変えながら安定した感じで最後まで持っていくことができました。他のクルマのペースも速かったですが、一応うちのベストは尽くせたかなと思います。

猪爪俊之監督
上出来でしょう、初参戦3戦目で5位まで来たのですから。予選のタイム差を見たら、正直厳しいと思いましたけど、やはりS耐は完走してナンボですね。正直嬉しいです。次のもてぎはBドライバーの杏奈がいないので、まだ正式に言えないのですが、隠し球投入予定! 9、7、5と来たから、次は3ですね! 引き続き頑張ります。